歌とはなにか
『万葉集』は日本の詩歌の原点ともいえる歌集です。ここには、古代の人たちの神観念や自然観、そして恋愛や他者への想い、生活など、あらゆる要素が入っています。今まで講座の前半では巻1・巻2を順に読んできました。前年の後期からは巻3に入りました。また、講座の後半は巻14の東歌を読んでいます。途中からでも十分に東国のおおらかな歌の世界が味わえます。初めての方歓迎です。なお、初めて参加の方、あるいは途中お休みになった方には、これまでの講義の資料をお渡しいたします。
講座を通して、古代万葉人の心や、彼等がどんな世界観を持ち、彼等が歌う歌の魅力とはどういうものなのか、探っていきたいと思います。折々に民俗学の話や近現代の短歌についてなども話をさせていただきます。
【日程】全5回 いずれも10:00~11:30
第1回 2月18日(火) 巻3・263~271
第2回 2月25日(火) 巻3・272~281
第3回 3月 4日(火) 巻14・3511~3520
第4回 3月11日(火) 巻14・3521~3530
第5回 3月18日(火) 巻14・3531~3540
【教室】
第1回、第2回:サウンドルーム
第3回~第5回:第2セミナー室
【用意するもの】
毎回プリントを配布します。テキストの指定はとくにありません。
【受講料】
5,000円
【講師】
岡部 隆志
Okabe Takashi
共立女子短期大学名誉教授
専攻は日本古代文学、民俗学、中国少数民族文化の調査や、文芸評論家として現代短歌評論も手がける。