古代人の声に耳を傾けてみよう
私たちに日本神話を伝えてくれる『古事記』や『日本書記』は、天皇による国土支配の正統性を語るために、それまでの日本列島にあったさまざまな神話を集め、体系化したものです。しかし、そのひとつひとつの神話は、その古層に、もっと人間の生の根源にかかわるような、つまり現実の社会で生き生きと機能する神話の姿をとどめています。
今回講座では、前回途中までで終わった仁徳天皇代におけるハヤブサワケと女鳥王による謀反と駆け落ちを読み、さらに仁徳の息子の履中、反正、允恭天皇代まで読み進めます。『古事記』において仁徳は「聖帝」として知られていますが、息子たちまでそうというわけにはいかないようです。仁徳以降の波乱な治世を確認していきたいと思います。
【日程】全5回 いずれも13:00~14:30
第1回 3月30日(月) 前回までの復習、女鳥王と速総別王の反逆(2)
第2回 4月13日(月) 雁の卵の祥瑞、枯野という船
第3回 4月27日(月) 履中天皇后妃皇子女、墨江中王の反逆
第4回 5月11日(月) 水歯別命と曾婆訶理
第5回 5月25日(月) 反正天皇、允恭天皇后妃皇子女、天皇の即位と氏姓の正定
※今回からの受講も大歓迎です
【教室】
第1回:第3セミナー室
以降:未定(決定次第、更新します)
【用意するもの】
『古事記』をご用意ください。
※講座では岩波文庫版『古事記』1,100円(税別)を使用しますが、読み慣れない方には、中村啓信訳注『新版 古事記 現代語訳付き』(KADOKAWA、1,240円(税別))もおすすめです。
【受講料】
5,000円
【講師】
生駒 桃子
Ikoma Momoko
共立女子大学文芸学部非常勤講師
専攻は日本古代文学。人と神(異類)との関わりが、『古事記』や『日本書紀』においてどこのように記されるのかに関心がある。
